2014年8月12日火曜日

訃報|ロビン・ウィリアムズさんが亡くなりました

帰省中の8月12日、偶然テレビをつけた私の目に、思わぬニュースが飛び込んで来ました。

ロビン・ウィリアムズ死去。

あまりの驚きに、しばらく言葉を失いました。
私が初めて見たロビン・ウィリアムズの映画はレンタル・ビデオで借りた『グッドモーニング・ベトナム』でした。
当時私は中学生。世間はビデオレンタルが始まり、田舎に住んでいる私たちも、手軽に地元で上映しない映画を見ることが可能になりました。
「グッモーーーーニン、ベトナム~!!」


高校の時に観た『今を生きる』。
当時既に映画に携わって生きていきたいと思っていた私の胸に、彼の演じたキーティング先生の言葉が突き刺さりました。
「カルペ・ディエム」「Carpe Diem」「今を生きろ」。



『レナードの朝』は今でもオフィスや病院の廊下の四角いタイルを見るたびに、思い出します。
泣いて泣いて泣きました。


私が上京した19の春。
初めて東京の劇場で観た映画が『フック』でした。
まだ当時は座席完全入れ替えではなかったので、2回続けて観たのを覚えています。
空想の食事をみんなで美味しそうに食べるシーンが大好きです。
信じれば、それは現実になる。



当時好きだった人と初めて行った映画デートが『ミセス・ダウト』でした。
私は小さなころから一人で映画に観に行っていたのですが、
好きな人と映画に行く、というのはそれが初めてで、
かつ、今思えばなんでそんな人と付き合ったか判らないのですが、洋画が苦手な人でした。
当時邦画不毛時代だったというのに。。。

しかもその作品で彼は洋画の面白さに目覚め、次にその彼と観たのは『9か月』でした。
2作品連続、ロビン・ウィリアムズの出演作です。





大学は一番レンタルビデオを見漁った時期です。
寝ても覚めても映画、映画、映画。
その時期に『ガープの世界』を観ました。
愛しい日々も、そうでない日々も、人生とはままならない。


初めてイギリスに行ったとき、英語も大して判らないままに一人で『ジュマンジ』を観ました。
ピカデリー・サーカスにある映画館でした。
見知らぬ国の見知らぬ映画館で外を出たら外に本当にあの性悪なサルとかがいて、
サイが突進してこないだろうかと、ドキドキしながら観ました。




他にも
『愛と死の間で』
『アラジン』
『トイズ』
『バードケージ』
『ジャック』
『ハムレット』
『キャデラック・マン』
『鑑定人』
『ファーザーズ・デイ』
『フラバー』
『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』
『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』
『奇蹟の輝き』
『聖なる嘘つき/その名はジェイコブ』
『アンドリューNDR114』
『A.I.』
『ストーカー』
『デス・トゥ・スムーチー』
『インソムニア』
『ファイナル・カット』
『最高のともだち』
『ロボッツ』
『ロビン・ウィリアムズのもしも私が大統領だったら…』
『ハッピー フィート』
『ナイト ミュージアム』
『ライセンス・トゥ・ウェディング』
『奇跡のシンフォニー』
『ナイト ミュージアム2』
『オールド・ドッグ』
『ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊』
『グリフィン家のウエディングノート』
『大統領の執事の涙』

上記は私が観たもので、彼の出演作全てではないけれど、
私の映画人生の至る所で一緒に過ごしてきたと思います。

もっとスクリーンの向こうで笑うロビンを観たかったです。

心より、感謝と哀悼の意を、そして尽きない名残を。