2015年1月9日金曜日

映画|『博士と彼女のセオリー』

2015年、試写二本目は『博士と彼女のセオリー』。

ホーキング博士の半生を描いた作品です。

ベストセラーとなった「ホーキング、宇宙を語る」は、当時、読みました。
…半分位しか理解できなかったけど。

ホーキングを演じたエディ・レッドメインが巧すぎて、もう、ホーキング博士にしか見えませんでした。

アカデミーのノミネーションまであと5日ほどですが、確実に主演男優賞に名前が上がってきそう。

彼は『レ・ミゼラブル』『マリリン 7日間の恋』と、好青年役ばかり見ていたので、
可愛いとは思っても、ここまで巧い俳優さんだとは思ってなかった。
侮ってました、ごめんなさい。

エディ・レッドメインも、ヒロインである妻役のフェリシティ・ジョーンズも、笑うと右の口端だけが上がって、
なんだかこの二人、似てる…。と思ったり。

エディ・レッドメインはニヤッとすると、中学生の頃私が大好きだったコリー・ハイムに似ていて、
ちょっといいなあと思ったり。 エレン・ペイジにも似てるよね。

本編を最後まで観た感じだと、原題の「The Theory of Everything」の方が良かったなあ。
恋愛映画、というわけじゃないんだし。

映画|『ジャッジ -裁かれる判事-』

2015年、試写第一弾は『ジャッジ -裁かれる判事-』でした。
年老いた親と対峙するのは、少し悔しく、少し悲しい。
子供の頃は絶対権力であり、全ての正解であった親は、
自分が大人になるにつれ、
自分と同じ「一個人」であったことにハタと気づき、
間違えるということも、絶対権力ではないことも当然のように知ってゆく。
親の背中はいつの間にか小さくなり、
本気で全力で衝突することもなくなる。
かつて手加減してもらった「子」が、
いまとなっては親に手加減するようになる。
血は一番近く、心は少しだけ近く、
互いのアイデンティティを正しく認め合うには遠い存在、親。
そんなことを思いながら、観た作品でした。

2015年1月8日木曜日

舞台:真田十勇士@赤坂ACT

ご招待頂き、「真田十勇士」初日@赤坂ACT。
楽しみました。
時代劇(芝居も映画もドラマ)も、
ここ10年ほどで観るようになりましたが、
歴史が苦手だったため、と、
実在したであろう人々が寿命ではなく戦や謀略で沢山死ぬため(フィクションは入ってても)、
あるいは死ぬことが判っているため、
観ていてそちらのほうが気になって、
辛いし悲しいしで、実はあまり好きではありません。(見るけど)
「土地や権力を巡って、権力者の指示で決定権がない人が戦わされる」という構図が
理不尽でならないのです。(見るけどね)
そんな理由から
海外の戦争映画も観るのはあまり好きではありません。(観るけど。)
全てがフェイクなホラー映画は全っ然平気です。
血がドバドバ出ようが、首がポーンと飛ぼうが平気。
1:1の戦いとかも平気です。
あと、正義の使者グループ:悪の手先グループも平気。
脱線。
真田十勇士も当然、命をかけて散っていくお話だということ位は知っているわけです。
やはり最期は泣くわけです。
しかし、
家康を演じた里見浩太朗さんの貫禄は流石だし(贅沢を言うならもっと殺陣が観たかったけど)、
淀の方を演じた賀来千香子さんはとても着物が似合って舞台映えして、
終盤の「死ぬな!」とその直後の台詞なんて、間もリズムも高低も最高だったし、
主役真田幸村を演じた上川隆也さんはもちろん堂々たるものでした。
3回目のカーテンコールはお茶目だったし(笑)。
第一幕の徳川軍と戦う十勇士は、
一人一人の見せ場がある演出が楽しかった。
最近の映画だと三池版『十三人の刺客』みたいな感じ。
古いと『里見八犬伝』とか、もっと古いと『七人の侍』とか。
個人的にああいう脇役も個々でスポットライトを浴びるシーンがあるという演出が好きです。

三津谷 亮さん演じる十蔵は戦い方もキャラクターも独特で良かったし、
ラストの叫びながらの三連発なんて、とってもとっても良かった。
葛山信吾さんの霧隠才蔵は知的で素敵だった。
三好清海入道(吉田メタルさん)と
三好伊佐入道(佐藤銀平さん)のコンビは台詞回しも聴いていて気持ち良く、
愛嬌たっぷりで、ラストは泣けた。
真田大助を演じた渡部 秀さんは殺陣が綺麗でキレがあって良かった。
敢えて言うなら準主役の猿飛佐助(柳下大さん)が、
折角あんなにアクロバティックな動きが出来るのに流したアクションをしてるため側転もバク転もゆーっくりで、
切迫感というか一生懸命感というか、臨場感というかが出なかったのが
少し残念でした。

あと中島みゆきさんの挿入歌のボリュームがいくらなんでも大きすぎる!
本当は歌ナシのBGMでいいと思うのですが、
歌入りの楽曲でも、ちょうどいいボリュームっていうのがあると思うので、
あれはちょっと楽曲アピール臭がしてがっかりしました。
しかし通してとても面白く見れましたし、
だんだん観客が舞台に引き込まれていくのが判りました。
舞台も2階席からは見やすい斜面の舞台となっていて、とても面白い舞台でした。

そして二幕ラストの十勇士揃ってのポージング、ナニアレ!!
超カッコいい!!!!

あのシーンだけでも何度も何度も観たいです。
ああ、格好良かった!!

とても楽しい時間を過ごしました。
ありがとうございました。
楽しかったあ。

2015年1月6日火曜日

あけましておめでとうございます2015。

みなさま。
昨年に引き続き、今年もよろしくお願いいたします。

あっという間に2015年がやってきました。
皆様にとってさらなる素晴らしい一年になりますように。

今年の年賀状は恒例のBEST3です。




色々悩んだ末、

1位『7番房の奇跡』
2位『ゴーン・ガール』
3位『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

となりました。
今年は昨年よりたくさんの映画に出逢っていこうと思います。

ブログ更新も頑張ります。