2015年1月9日金曜日

映画|『ジャッジ -裁かれる判事-』

2015年、試写第一弾は『ジャッジ -裁かれる判事-』でした。
年老いた親と対峙するのは、少し悔しく、少し悲しい。
子供の頃は絶対権力であり、全ての正解であった親は、
自分が大人になるにつれ、
自分と同じ「一個人」であったことにハタと気づき、
間違えるということも、絶対権力ではないことも当然のように知ってゆく。
親の背中はいつの間にか小さくなり、
本気で全力で衝突することもなくなる。
かつて手加減してもらった「子」が、
いまとなっては親に手加減するようになる。
血は一番近く、心は少しだけ近く、
互いのアイデンティティを正しく認め合うには遠い存在、親。
そんなことを思いながら、観た作品でした。